前世戦士の映画日誌

前世が戦士らしい女が映画を観て色々吐き出します 生態日誌です

『RRR』インド映画について一切語らず錯乱している話(ネタバレなし)

レ、レイ・スティーヴンソン、カッコいいわーーー!!!
インド総督の!
軍服が!
この上なく似合ってる!
オファーされたのかオーディションか知りませんが、彼をキャスティングしたラージャマウリ監督、愛してるわ!

今日も映画そのものからズレた入り方をしている前世戦士のしのぶです。だって感激したんだもーん。
いつもの通り、『RRR』がどれだけすごくて面白いか、という話を読みたい方は、ぜひよそ様のブログで仕入れてきて下さいね。

日本でも大きな話題を集め、ロングランヒットとなった「バーフバリ」シリーズのS・S・ラージャマウリ監督が、英国植民地時代の激動のインドを舞台に、2人の男の友情と使命がぶつかり合う様を豪快に描くアクションエンタテインメント。

1920年、英国植民地時代のインド。英国軍にさらわれた幼い少女を救うため立ち上がったビームと、大義のため英国政府の警察となったラーマ。それぞれに熱い思いを胸に秘めた2人は敵対する立場にあったが、互いの素性を知らずに、運命に導かれるように出会い、無二の親友となる。しかし、ある事件をきっかけに、2人は友情か使命かの選択を迫られることになる。

「バードシャー テルグの皇帝」のN・T・ラーマ・ラオ・Jr.がビーム、ラージャマウリ監督の「マガディーラ 勇者転生」にも主演したラーム・チャランがラーマを演じた。タイトルの「RRR」(読み:アール・アール・アール)は、「Rise(蜂起)」「Roar(咆哮)」「Revolt(反乱)」の頭文字に由来する。第95回アカデミー賞ではインド映画史上初となる歌曲賞にノミネートされた。

2022年製作/179分/G/インド
原題:RRR
配給:ツイン
(映画.comより)

ということで。
レイ・スティーヴンソンですよ!
インド映画でレイ・スティーヴンソンがインド総督役で悪役ですよ!

嬉しくて踊れるものならナートゥを踊っちゃうよ、私!

私がレイ・スティーヴンソンを知ったのは、『キング・アーサー*1のダゴネット役でした。正直言って、あの映画で覚えているのは彼だけと言っても過言……だけど、一番燃えたのはレイでした。
凍った湖での決死のシーンがああ!
おかげで戦士の心が大騒ぎして一目ぼれですよ!

なもんだから、次の出演作『パニッシャー:ウォーゾーン』*2レイ・スティーヴンソン目当てで観に行きました。この映画がもう笑うしかないほど売れなかったんですが、私は大好きなんですよ!
その後は単独主演作、というものにはなかなかお目にかかれなかったこともあり、力入れて追いかけることはなくなりました。
それなのになぜかこの男、私の観る映画観るドラマ、あちこちに現れて喜ばせてくれるんですよ。
なんという相性の良さ!
もはや運命!

とにかくレイ・スティーヴンソンの何がいいって、何を着せてもキマる、それこそスーツから軍服、騎士の恰好まで何でもビシッと着こなしてしまう見事な体格ですよ!
背の高さに加え、骨格がいいのか(特に肩から背中)体の線がはっきりしていて、年取って太ってしまってからも崩れた印象がない奇跡の人。
しかもそんな素晴らしい体の上に乗っているのは、眼光鋭い三白眼付きの端正な顔!IMDbでの彼の紹介文にある"Tall, dark, but somewhat gentle-looking actor"*3っていう表現が、実にぴったりハマります。誰だ、これ書いた人。素晴らしい。

そんなレイの!
インド総督の!
軍服姿が!
似合いすぎる!
ハマり過ぎる!
もうこれから貴方のことを「総督!」って呼んじゃうよ!

しかもです、『RRR』でのレイの素晴らしさはビジュアルだけではないんです。
いくらなんでも恰幅のよくなった最近のレイが、あの激しいアクションのあるインド映画でアクションはしないよね〜、と、思っていたらばですよ?
ここでですか!?というタイミングでシビレる銃さばきを見せてくれるんです!
これまたもう実にカッコよくて!
映画館で声出ちゃったよ!
くぅうううう!

アジア映画に出てきた西洋人が、こんなにシビれる姿だったことって滅多にないんじゃないでしょうか(私の観ている絶対量が少ないので、偏見かもしれない)。
結構微妙な役者が出てたりしていて、とにかく西洋人を持ってきましたってだけで、興ざめすることもあります。
もちろん、自国の役者と違って思い通りにキャスティングするにはいろんなハードルがあるってことはわかってます。金とか偏見とか金とか金とか。仕方ない。

でも『RRR』は違います。
本気で憎々しくも威風堂々たる役者、しかも映画の荒唐無稽なアクションとビジュアルに負けない役者として、レイ・スティーヴンソンを選んだその慧眼たるや!
ラージャマウリ監督はハリウッド映画をめちゃくちゃ見ている人なので、もちろんレイのことは知っていたはず。
『ハーフバリ』で世界規模の実績を積んだお陰で、(多分)金も積めるようになったラージャマウリ監督、キャスティング決まって嬉しかったに違いない。
もちろん出演を決めたレイ自身も、素晴らしい慧眼だぜ!

ということで、『RRR』はアクション映画としても娯楽映画としてもインド映画としても、そしてレイ・スティーヴンソン映画としてもトップクラスの映画です。

こんなところでも出会えるなんて、やっぱり貴方は私の運命の人ね!

 

……ブログは錯乱してますが、↑を書いて少々冷えた頭で録ったPodcastでは『RRR』について比較的まともなことを喋っています。
お口直しが必要な方はぜひ。

spotifyanchor-web.app.link

 

*1:そんなに売れなかったらしい2004年のアーサー王伝説映画。でも監督はみんな大好きアントワーン・フークワだし、出てる役者も渋いところを突いてくる人ばかりだし、好きな人はツボに入りまくるはず。ちなみに私がマッツ・ミケルセンを知ったのもこの映画。

*2:マーベルのキャラクター、パニッシャーの3回目の映画化。すごくカッコよかったのに、なんで売れなかったのか、本気で心底全然全くわからない。ちなみに1回目の映画化では主演はドルフ・ラングレン、2回目の映画化ではこの人が主演。

*3:Ray Stevenson - IMDb